さとうきびは、見たままですが、上へ上へと実に気持ちよく伸びていきます。成長はすこぶるわかりやすいです。
梅雨をむかえたあたりからは、特に顕著。畑に足を運ぶたびに成長を実感します。
成長過程での多少のキズはなんのその。
虫に食べられ穴が空いても、葉っぱをボロボロに食べられても、風にあおられ葉っぱが折れまくっても、かたむいても、成長点だけ守られていれば、基本頑張りぬきます。
ある程度大きくなってしまえばよほどのことがない限り、本体は枯れたりしません。(下の葉っぱはわりと潔く枯れて、上のものにバトンタッチしますが。)
おかまいなしの上昇志向。ひたすらに、ただただ高みを目指します。
お日様が大好きなので可能な限り近づきたくなる気持ちはじゅうぶんわかります。
それでもさすがにひどいダメージを負っている姿を稀に発見すると、こんなにキズを負ってもまだ平気で(そう見える)上を目指しているなんてどういうこと?と思わず感心せずにはいられません。
その姿に、ドラゴンボールのピッコロを思い浮かべてしまいます。
悟空との戦いで左手を損傷してしまうシーン。
片手ではさすがに厳しいか?と思ったらその後、自ら手を引きちぎって再生して回復するのですが、どういうわけか、損傷して左手を押さえているピッコロをさとうきびに重ねてしまうのです。
頭の中にピッコロが毎度登場します。
…もしかしたらピッコロも緑色だからでしょうか?
ポジティブオーラ全開。
さとうきびは、イメージ通り完全に明るい性質の生命体だと確信しています。実際に畑一体がポジティブオーラに包まれているのを肌で感じます。落ち込むことが多い私も、さとうきびに会いに行くと、いつのまにか元気をもらって不思議と落ち着いているのだから。
この話をすると、いや、体を動かしているうちにただ単に元気になっただけでしょ?と言われたりもします。確かに一理ありますが、それだけではない気がします。
どの場所よりも、私にとってのパワースポットなのです。
ざわざわっと風に揺られる葉っぱの音。
青い空に緑のコントラスト。
彼らは、植えられた場所でひたすら明るさふりまいて、上を目指して生きているだけ。
でも、その単純明快なまでの上昇志向なたたずまいが、いつも眩しく、私の気持ちさえもぐいっと引っ張りあげてくれます。
そして、思うのです。
大きくて手間はかかるけれど、あー育てているのがさとうきびでよかったかもなぁって。
さとうきびに限らず、元気で逞しい植物を身近に置いておくのは、心身の健康のためにもかなりおすすめです。
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