Concept

クリームというカタチ
クリームというカタチ


それは、
これからの、上質で新しいさとうきびのカタチ。
さとうきびを、そのままちょっとずつ嗜む、
新たな甘味の世界。

このカタチになった背景

さとうきびは、太陽の恵みをたっぷり受けて育つなかで、豊富なミネラルを蓄えます。それらは、さとうきびにしかない、複雑でゆたかな風味に変わります。
ですが、従来の加工方法では、それらの風味が置き去りにされがちでした。

さとうきびを、さとうきびとして、まるごと感じられるカタチがあったなら——。そんな風に思っていました。


そこで、まずは黒糖づくりでも一般的な、食用石灰の使用をやめてみました。

お砂糖の形状に関しては、当初、おなじみの固形や粉末を考えていたのですが、ある日のこと、思いがけず、クリームというカタチに出逢うこととなります。

それは、保管していた瓶の中で偶然生まれた、いままでに見たこともないカタチのお砂糖でした。

試しにひとさじ含んでみると、口あたり良く、じんわりゆっくりと広がる風味と深い奥行き。なんともさとうきびらしい、まさにずっと求めていた味わいでした。


このカタチなら、さとうきびの風味を存分に感じられる——そう確信し、すべての設計を見直す決断をしたのです。


・・・・・

この半固形のカタチは、実はとても繊細で、さとうきびの個性やわずかな温度変化によって、質感や風味が大きく揺らいでしまいます。

わたしたちは、この再現の難しさを、自然のもつ豊かさととらえ、不確実性もふくめて、あえてありのままに表現することを選びました。
それこそが、「自然を味わう」本質だと感じたからです。


いま、この瞬間のベストのカタチを、一瓶にぎゅっと込めています。

このカタチだから感じられること

半固形のクリームというカタチで、さとうきび本来の風味をできるだけまるごとお届けするには、つくり方そのものも、これまでとは違う発想が必要でした。

試行錯誤の末、わたしたちがたどり着いたのは、伝統的な製法とは一線を画した、独自の製法。

かなり緻密で複雑な工程を重ねて仕上げています。

そんな「さとうきびクリーム」が、あなたにそっともたらしてくれるのは、たとえばこんな体験。

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  • スプーンですくって、そのまま口に含むという新しい感覚
  • 本来の風味をまるごと味わいながら、自然のさとうきびとのつながりを感じられるひととき
  • しっとりなめらかな口当たりに、甘さがじんわり沁みわたる余韻

そして、ついついたくさんとりがちな甘味も、さとうきびの複雑でゆたかな甘みなら、不思議とほんの少しでも満足感があります。

さとうきび本来の風味をまるごと感じられる、これからの、上質で新しいさとうきびのカタチ。

それをどう受け取り、どう感じるかは、あなただけのものです。