わたしたちは、これまで栽培と加工に取り組むにあたり「その年の旬を届けること」を基本としてきました。
その一方で、並行して研究を重ねてきたのが「熟成させたシロップ」の可能性。
販売用とは別に「熟成用」のシロップを毎年確保し、風味の変化を観察してまいりました。その結果、一定期間じっくり寝かせることで、劣化するどころか、むしろ本来の風味にさらなる奥深さとまろやかさが加わることがわかりました。
旬の時期ならではの、ほのかな酸味を含んだ新鮮な風味以上に、この熟成させた味わいに、わたしたちは新たな価値を見出しました。
つきましては、誠に勝手ながら、今後は「熟成」に重きを置いた方針へと切り替えさせていただきます。
製造販売においては、一次加工品のシロップが最も適切な熟成状態に達したタイミングで用途に合わせて選別し、さらに手を加え、商品へと昇華させてお届けいたします。
一般的な「毎年栽培し、旬のものをその年のうちに加工して販売する」というサイクルではありませんが、熟成がもたらす最高の状態を待って商品化することに、あえて特化してまいります。熟成期間は、状態にもよりますが概ね2年前後を目安としております。
熟成がもたらす一期一会の味わいを、これからはお楽しみいただければ幸いです。
どうぞよろしくお願い申し上げます。